ボトックスの安全性
ボトックスに使用されているのはボツリヌス菌です。
ボツリヌス菌は猛毒で非常に危険です。
しかし、医療用につかわれているボトックスはもちろん安全なものです。
ここではあえて安全であると言われているボトックスの危険性をご紹介します。
ボツリヌス菌による食中毒を引き起こすには、ボトックス30000単位以上が必要とされています。
1回のボトックス治療に使用されているボトックスの量は、5-100単位以内です。
ですから、ボトックス治療によって中毒を起こす可能性は極めて少ないといえます。
ボトックス治療による、副作用も実際に発祥することは極めて稀で、他の薬を併用する場合など特殊なケースが報告されています。
ボトックスにはアレルギーもほどんとないと考えられていて、ボトックス治療にあたってのアレルギーテストも通常行われていません。
ボトックスのアレルギーとしては極めて稀に、アナフィラキシーのような症状が現れたという報告があるようです。
アナフィラキシーとはハチの毒や食物、薬物などが原因で起こる、急性アレルギー反応のひとつです。
じんましんや皮膚が赤くなったり、皮膚症状や、ときに呼吸困難、めまい、意識障害等の症状を伴うことがあります。
ボトックス治療をする際に、併用すると副作用を高める可能性のある薬があります。
服用中の薬がボトックスと相互作用を起こし、症状が悪化する可能性があるからです。
以下の薬を使用している場合は、必ずその旨を担当医師に伝えましょう。
1 筋弛緩作用を有する感染症の抗生物質等
・塩化ツボクラリン、ダントロレンナトリウムなど
・塩酸スペクチノマイシン
・テトラサイクリン抗生物質
・リンコマイシン系抗生物質
・アミノグリコシド系抗生物質(硫酸ゲンタマイシン、硫酸ネオマイシンなど)
・ポリペプチド系抗生物質(硫酸ポリミキシンBなど)
・抗痙縮剤(バクロフェン)
・抗コリン剤(臭化ブチルスコポラミン、塩酸トリヘキシフェニジルなど)
・ベンゾジアゼピン系薬剤及び類薬(ジアゼパム、エチゾラムなど)
・ベンザミド系薬剤(塩酸チアプリド、スルピリドなど等)
2 キニジンなどの心臓に使用される薬剤
3 ボトックスの作用とは逆の症状に使用される薬剤(重度の筋無力症やアルツハイマー治療薬など)
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