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ボトックスと歯ぎしり

ボトックスは従来から使用されてきた治療方法以外にも、現在ではボトックス治療がさまざまに応用されています。
ボトックスによる歯ぎしり治療でも使われ始めています。
日本では3000万人以上に歯ぎしりが見られるとの報告があります。
顎関節症は若い女性によく見られますが、歯ぎしりをする人は一般に自覚症状に乏しく、男女に関係なく様々な職種にみられます。
多くは仕事上や社会的なストレスなどが原因で、夜間寝ている時に歯ぎしりをすることでストレスを発散しているといわれています。
ヘビースモーカーやコーヒーを何杯も飲む人、野球選手でバットを振る際に歯を食いしばることによる習慣性のもの、歯並びに異常があって起こる、などの場合もあります。

自覚症状として、朝起きた時にあごがだるいとか、あごの筋肉(耳の下の部分)が張っているとか感じる人もいますが、多くは自分ではわかりにくいものです。
寝ている時に「ギリギリ」「ボリボリ」といった歯をすり合わせる音を立てていることを人から指摘されて初めて知る人も多いのです。

歯ぎしりの状態が進行すると、歯が割れる、折れるなどの明らかな歯科の問題のほか、あれごの関節にも影響を与えて顎関節症(あごが痛い、国が開きにくいなど)を起こすこともあります。

歯ぎしりの治療方法には、従来から歯ぎしりを防止するマウスピースを装着する方法、歯列矯正などの歯科的方法が行われてきました。
これらの方法は、多くの人に効果が上がる方法ですが、症状が持続するケースもあります。既存の治療法で効果の見られない場合に、ボトックスを用いた治療が試みられています。
頑固な歯ぎしりを伴う患者にボトックスを症状を起こしているあごの筋肉に注射した結果、顕著な効果をすべての患者に認めたとの実験報告があります。
脳に疾患のある場合にも非常に頑固な歯ぎしりはが見られる場合がありますが、そうした場合にもボトックスは効果をあげています。

マウスピースなどの治療が耐えられない場合には、経験を積んだ臨床医によるボトックス治療を試みてもよいでしょう。



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